足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第9回

2020/03/17 16:47:36

カーデザイン至上主義 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第9回

 

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

フォルクスワーゲン・イオス2.0Tとは?

ゴルフ・カブリオの実質的な後継モデルであるフォルクスワーゲン・イオスは、フォルクスワーゲン初の電動リトラクタブルハードトップを持つ4座クーペカブリオレです。日本市場では、2006年10月31日から発売されました。

5代目ゴルフと共通のプラットフォームに、5分割でリアに収納される電動リトラクタブルルーフシステムを採用したオープンボディが組み合わされており、メタルトップ仕様のクーペとルーフを下ろしたコンバーチブルの両方に変身させることができます。これがスタイリッシュなイオスにおける最大の特徴となっています。5分割ルーフの開閉時間は、約25秒です。

日本仕様は、ゴルフGTIでお馴染みの、2リッター、直4「T-FSI」ターボエンジン(200ps)を搭載しているイオス2.0T(新車価格:438万円)と、ゴルフR32にも載っていた、3.2リッター、V6エンジン(250ps)を搭載しているイオスV6(新車価格:498万円)の2モデルで、いずれもトランスミッションは6速DSG。全車、右ハンドルです。トランクルームは最大で380リッター、オープン時でも205リッターを確保したとアナウンスされているので、4人で快適かつ爽快に移動できて、速くて、そして、使い勝手もいいわけです。

泣く泣くワンボックスカーを買い、子育てに奔走してきたものの、ここ最近、愛息、愛娘が大きくなり、親と出かける機会が少なくなってしまった……というお父さんの愛機としてイオスは最適だと思うので、安価で流通しているうちにゲットしてみてはいかがでしょうか。きっと、充実したオープンカーライフを満喫できると思います。

ユーロマチックで伺った話によると「中身がゴルフVなので、パーツの入手で困ることありません。通常のメンテナンスに関しては、まったく問題ありません。エンジンがゴルフGTIと同じで、トランスミッションがDSGなので、イオスはとても速いです。ルーフが幌のカブリオレは屋外で保管するというわけにはいきませんが、イオスはメタルトップなので平気です」とのことでした。ウェザーストリップが紫外線の影響で劣化してしまうので、イオスも屋根のある駐車場で保管するのがベストですが、なかなかそうもいかないと思うので、クーペ状態でシェードを開け、グラスルーフ車として楽しむこともできる4座クーペカブリオレをパートナーとした自動車趣味生活をこの機会に堪能してみてください。

 

□プライス&店舗インフォメーション

■フォルクスワーゲン・イオス2.0T

税込車両本体価格:98万円

年式:2007年

走行距離:3.3万km

ミッション:6速DSG

車検:2021年4月

修復歴なし

特記事項:D車、黒革、メモリナビTV、スマートトップ

■販売店舗

ユーロマチック

住所:〒156-0057 東京都世田谷区上北沢4-18-17 

TEL:03-3290-9001

FAX:03-3290-9041 

営業時間:10:00〜19:00

定休日:年末年始を除き年中無休

HP:http://www.euromatic.co.jp

E-mail:info@euromatic.co.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典